スマホと工務店の営業管理

どの業界でもそうだが、スマホが営業マンの行動を大きく変えた。

かつて営業マンは机の上で事務処理を行い、営業先では顧客情報や営業情報を確認するとこは出来なかった。

しかし今は、出先でスマホを使って様々な情報を確認することが出来る。さらに施主との連絡手段にもスマホが使われるケースが増えてきている。いわゆるLINEやFacebookといったSNSの登場である。

これらのツールを使いこなすことは、現在の住宅営業マンにとって、必須の条件となっている。

例えば顧客管理。出先で顧客名、電話番号、住所の確認は当たり前であるが、その電話番号から直接電話することができて、住所は地図アプリに連動する。これは20年前の営業マンからしたら夢物語である。公衆電話から事務所に連絡して、事務員の女の子に顧客の住所を確認したり、手帳にメモした番号から公衆電話で電話をしたりしたものだ。地図などは土地勘がなければ、ゼンリンの地図などを必要とした。

電話自体もスマホのアプリから直接かけられるのも大きい。過去の商談履歴を確認しながら、出先から電話できるのは施主と密な連絡が取れる。今ではかなりの営業マンがLINEを使って施主と連絡を取っている。さらに3Dキャドのデータをスマホに送ることが可能になり、ますますスマホを使った施主とのコミュニケーションは加速していくことが予想される。

常に新しい施主が増えていく住宅営業マンにとって、スマホにおける顧客・案件管理はなくてはならないものになっている。手書きでシステム手帳にお客様の情報を記入していた時代は、とうの昔の話となってしまった。

住宅営業マンがスマホを使って営業するのは、もはや当たり前となっている。